ネオテニー ネオテニー化 幼形成熟
2歳4ヵ月 体重23.6kg 紀州犬の規定枠を超えた。
ウエストに括れはある。
冬山には完全な装備と危険だと思えば途中で諦める勇気も必要である。
当然しっかりした登山計画もなくてはならない。
徳島には標高6,100mm の弁天山がある。
そしてこの山を徳島市は市民遺産として選定している。
さて
「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。
それは、変化に最もよく適応したものである。」
とはチャールズ・ダーウィン(1809年~1882年)の名言だ.
進化の過程には「ネオテニー」という現象がある。
性的に完全に成熟した個体でありながら、非生殖器官に未成熟な性質が残る現象のことを指す。
ネオテニーを象徴する生き物 ウーパールーパー(メキシコ サラマンダー)
オタマジャクシのような形態のまま、受精し卵を産む
対象物となる獲物が鳥であっても一直線に獲物に向かって行く
括れあり
飼い主の臭いは犬の頭脳には「報酬センター」として認知される。
犬はオオカミの「ネオテニー」とする説をとる学者は多い。
垂れた耳
短くなった鼻面と顎
、
そして最も重要な脳の大きさがある。
ダーウィンはペットの兎の脳と野生の兎の脳を比べ観察した結果
ペットの兎の脳は野生の兎脳に比べ1/6程小さいことを発見している。
犬もオオカミに比べ脳は小さい
脳の小ささは次のような現象となる。
猟に於ける効率性を求める学習力
生涯あまり成長を感じられない子供っぽい性格
一生を通じて群の中での順位をあげようとする意欲などだ。
オオカミは鳥に一直線に向かうようなことはしない 猟に効率を求めるからだ。
我が身を隠すようにして獲物に近づく動作はオオカミには当たり前の行動だが、
犬ではボーダーコリーくらいしか見せない
紀州犬 外見上のネオテニー化は少ない 尾とオオカミに比べ小さな身体
この犬だけを見ると顔は精悍そうだが、オオカミと比べると確かな「幼形成熟」を感じる。
ネオテニー化に見る犬の特徴
犬は最大250語とジェスチャーを理解すると言われている。
少数派だが人間をチンパンジーの「ネオテニー」とする説を唱える学者もいる。
8,000m峰14座はヒマラヤ山脈及びカラコルム山脈にある。
1950年代の初登頂以来、装備は著しく近代化したが、今も多くの登山家たちの遭難が続く
未踏ルートを求めたり、冬季や無酸素などより困難な方法で達成しようとするからだろう。
人間らしいとも言える。
7,000m以上の高度では容赦なく強風、雪崩、落石、クレパスなど大自然の猛威が襲ってくる
さらに気温が低くく空気まで薄い
あらゆる危険な事態を想定しながらも疲れをとるためには眠らなければならない
成功したならやはり運が味方したと思うだろう。
なぜか自分には「突風、雪崩、落石」も自分を避けて(よけて)とおったと。
しかし一度登頂に成功したにも拘わらず、また危険な山に挑もうとする
山のどこかから女神が救いを求める声が聞こえ、女神を救いに行くためだろうか
あるいは生死を分かつ危険な瞬間にこそ、DNAに刻まれた「生存のための本能」を再び呼び覚ます効果があるからだろうか?
自然界に生きるチンパンジーが「生存のための本能」を発揮できなければ、一日として生きられないことは言うまでもない