紀州犬 南方熊楠と白蓮

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毎月20日 フィラリア予防の日 補足 親フィラリアの駆虫について

毎月20日はイオンの日ならぬ フィラリア予防の日である。

 

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日本名 カルドメック 

ジェネリック医薬品 

ダイロハート (フィラリア予防薬)ミクロフィラリア駆虫薬

ブレドニゾロン (ステロイド薬)

 

 

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サイエンスダイエット ビーフにハンバーグのように包み込む

 

 

フィラリアは犬に寄生する糸状虫のことである。(イヌの心臓の右心房と肺動脈に寄生する犬糸状虫)


犬を宿主とし中間宿主として蚊をおく糸状虫で、糸状虫は線形動物の一種で地球上で最も繁栄する種のひとつである。


中間宿主が「蚊」という極めて撃退しがたいものであるため予防が難しい。

つまり犬にとっては極めて寄生され易い寄生虫でありながら、フィラリアが成長し血管内、特に心臓や肺などに寄生するためその根絶が極めて難しい寄生虫であり、病である。

youTube

www.youtube.com


フィラリア 犬体内で約20cm以上にもなる糸状虫ある。

フィラリア予防薬は要指示医薬品のため、獣医師の処方がないと日本では原則入手することができません。

しかし医薬品を個人輸入し自分で使用することは違法ではない。

フィラリアの予防薬はオーストラリアなどでは日本とは違い、スーパーなどでも購入することができジェネリック医薬品安価である。

理由は農水省が獣医師会の圧力を受けていることが推測される。

 

感染の有無を確認するため 獣医師の検査は必要である。

ミクロフィラリア 検査

フィラリア 検査

二つの検査が必要である。

 

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フィラリア幼虫 成長 プロセス

フィラリア幼虫 (ミクロフィラリア)成長段階で分ける 

L1,L2,L3,L4,L5 脱皮しながら成長する。

(L1蚊に吸われなければ死滅する)

 

L1 犬 血液中   (L1  2年 寿命)

L2 蚊      (L1 吸血8~10日後  L2へ)

L3 蚊 犬 皮下    (L2  3日後 L3へ 2~6週間 感染力)

L4 犬 皮下   (L3  3~12日 L4へ)

L5 犬 皮下及び血液中 (L4 感染50~70日後 L5へ )

フィラリア 犬 心臓及び肺 (L5 感染から6~9ヶ月後 親フィラリア )

蚊に吸われなければ、フィラリアは犬体内でその生涯を完結できない仕組みなのである

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フィラリアの予防薬 (ミクロフィラリア駆虫)


大村教授がノーベル賞を受けたイベルメクチンを主成分とするもの  ダイロハート ハートガード ストロングハート ジェネリック医薬品 (日本名 カルドメック)

L1 L3 L4  駆虫

 

コリーやコーギーなど一部イベルメクチンに拒絶反応を示す犬に対応可能なミルべマイシンを主成分とするもの インターセプター(現在それほど危険ではないらしい)

L1 L3 L4 L5 駆虫 効果が大きい反面 

検査せずに使用した場合、犬が強陽性であった場合にはリスクは大きい

                                    

 

Cモキシデクチンを主成分とするもの アドボケート プロハート フィラリアが一度に死んだ時にアナフィラキーショックを軽減できるとされる。

L3L4 駆虫 (血液中にいるL1に作用しないため)

反面 陽性であった場合 公衆衛生上は感染源の犬ということになる。

 

セラメクチンを主成分とするもの レボリューション(同時にダニも駆虫)

 

 

さて購入は2年分くらいをまとめて購入すると 日本で獣医から処方されるものの1/4程度になる。(獣医により差がある)

ダイロハート 6錠 2200円(為替による 1$=105円) 半年分   366円/月

ブレドニゾロン 5mg 25錠 2200円(為替による 1$=105円) 25回分 

88円/月

366+88=454円/月

 

(20kg 紀州犬が対象で 体重により コストは変わります。)

 

 

 

フィラリア 駆虫

フィラリアの駆虫薬  メラルソミン二塩酸塩 (ヒ素化合物製剤 )

イミトサイド(IMMITICIDE)は日本では販売中止になっている。 

確かにリスクは高いが治療法の限定を招き、飼育放棄などが起きる要因の一つと

推測できる。

 

 

理由は農水省が獣医師会の圧力を受けていることが推測される。

獣医師たちは小さな犬ばかりを勧める傾向が強い

中型犬以上が獣医師の門を叩くことは極めて稀だという

 

但しこれも個人輸入は可能だが治療にあたっては一定規模の施設インフラが必要である。

予防薬とは違いアメリカなどで推奨される治療方は長期間の治療が必要で、個人でおこなうことは難しく、獣医師の支援抜きには対応は困難であろう。


イミトサイド 危険率 エビデンス 英語

IMMITICIDE for Animal Use - Drugs.com

  (死亡率18.2%)

共立薬品 (危険率が実態と乖離しているのでは 獣医師 懸念 死亡率1.8%)

成分名:メラルソミン二塩酸塩

 


フィラリア 感染リスク 久米清治氏 黒川和雄氏 論文  エビデンス

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jvma1951/13/1/13_1_7/_pdf

何ら対応をしなかった場合感染リスク 3年夏を過ごすと85%以上が
フィラリア感染するとされる。


上記の論文は多少古いものではあるが、蚊の天敵であるゲンゴロウタガメ、メダカつばめ、トンボ こうもり などが激減している印象で状況に変化は認めにくい

 

ただし獣医師などに有病率を聞くとかなり低い印象であるが、これは家中で飼う犬が増えたことが要因であろう。

 

紀州犬のように外で飼われ、シダに覆われた林にためらいなく突き進むような猟犬は極めて危険である。

 

蚊の餌食になるためいるようなもので、姉妹艦でありながら対航空戦力で劣る戦艦武蔵のようだ。

 

基本設計は同じだが、進水後に戦艦大和「40口径12.7cm連装高角砲塔」両舷に各3基計6基増設、40口径12.7cm連装高角砲塔12基と対空兵装が強化されていた。

 

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ネコ目 イヌ科 イヌ属には鎖骨がない、ネコ目 ネコ科には鎖骨があり、これによって手(前足)を横に振ることができる。

いわゆるネコパンチだ。

だから猫は稀に空中の蚊を両手で捉えることができるのだ。

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一方オオカミは草原を時速50km以上で6時間以上も走ることができる能力を有するが、そのため鎖骨が発達せず前足は犬かきのように、前に回転するだけなのだ。

 

だから犬は蚊を口で捉えようとするのだ。

これでは蚊を捉えることは不可能に近い技なのである。

 

フィラリアという魚雷を抱えた蚊という名の雷撃機を撃墜することはできないのだ

 

前足を横に振れることによって、猫と犬が喧嘩をすれば体重が同じなら猫が強い

 

ネコ科でも走りを優先させたチーターもこの能力が劣り、豹などに簡単に殺されてしまう。

 

 話を元に戻そう

郊外より都市部で近所に飼育放棄ぎみの犬がいたり、野犬や野良猫がいる地域はさらにリスクが高いといえる。

 

 

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この環境はリスクが高い

 

ボルバキア菌感染蚊 蚊の駆虫

 

http://business.newsln.jp/news/201608272218260000.html

 

ボルバキア菌に感染した蚊は、交配などを通じて他の蚊に自然感染していくことにより生殖機能に影響を及ぼすことが判っており、シンガポール当局では、ボルバキア菌感染蚊のオス、約数千匹を自然環境に放出する実験を行うことで、実際にボルバキア菌感染蚊が蚊の駆除に効果があるのかどうかを検証することを予定している。

 

地球上で最もヒトを殺してる動物なの

 地球上で最も多くのヒトを間接的に殺す仕置きする動物 それが蚊である。

 

 最後にフィラリアの体内に宿るボルバキア菌を駆虫するフィラリアの治療法がある。

 

フィラリア虫体細胞内にはボルバキア菌が寄生しているが、

このボルバキア菌がフィラリア引き起こす心臓、肺などの臓器への悪影響の

主な要因であることが分かってきたことで、ボルバキア菌を根絶することで

フィラリアを無力化し撃退する方法である。

 

 

ドキシサイクリン系の中で、ビブラマイシン (抗菌剤)

ビブラマイシン(ファイザー)、モノドックス(オクラッセン)、ドリックス(パークーデイビス

 

 

A ビブラマイシン 毎日朝晩1か月処方を続けます。

(10μg/kg/day)

 

Bイベルメクチン系などの予防薬を1か月に1回処方

6μg/kg/month)

 

犬の状態に応じて

Cカプトプリル  慢性心疾患 アンジオテンシン変換酵素阻害剤 (血管拡張による血圧低下)

 

 

 犬糸状虫症 ボルバキア菌 エビデンス 論文

北川 均氏 佐々木栄英氏   西飯直仁氏   鬼頭克也氏  

http://nichiju.lin.gr.jp/mag/06708/c1.pdf

 

ボルバキア菌 フィラリア関係 英文

http://www.journalofparasitology.org/doi/abs/10.1645/15-872

 

一部の犬は循環障害が重度と なって死亡するケースもある。

 

その対応として動脈と静脈 の両方の拡張作用のあるアンジオテンシン変換酵素 (ACE)阻害剤と,おもに静脈系を拡張する硝酸剤が経 験的に使用されている。

 

臨床例がまだ少ないようである。

 

この方法が最もリスクが少なく、しかも容易で経済的に親フィラリアを駆虫できる方法である。

 

 

 

 

Heartworm and Wolbachia: Therapeutic implications
Vet Parasitol. December 2008;158(3):204-14.
J W McCall, C Genchi, L Kramer, J Guerrero, M T Dzimianski, P Supakorndej, A M MANSOUR, S D McCall , N Supakorndej , G Grandi, B Carson

治療初期に安全でより効果的な成虫駆除治療、ミクロフィラリア血症を減量し糸状虫疾患の伝播を断ち切る安全な方法が必要である。この研究で、糸状虫成虫感染を誘発した犬においてイベルメクチン(IVM)およびドキシサイクリン(DOXY)単独あるいは一緒に使用したとき(メラルソミン(MEL)と共に、あるいはなしで)の効果を評価し、DOXYを投与した犬のミクロフィラリアにおいて、ネッタイシマカ内でL(3)に成長し、その後犬で繁殖可能な成虫になる能力について評価した。
30頭のビーグルに16匹の犬糸状虫の成虫を静脈内移植により各々感染させた。6週間後、ミクロフィラリア数によりランク付けし、5頭ずつ6群に割り当てた。
最初0日目、1群に36週間毎週IVM(6μg/kg)を投与した。2群は1-6、10-11、16-17、22-25、28-33週目にDOXY(10μg/kg/day)を経口投与した。3および5群は1および2群で使用した投与量とスケジュールに従いIVMおよびDOXYを投与した。24週目、3および4群にMEL(2.5mg/kg)の筋肉内注射(24時間あけて2回)を行い、その1ヵ月後に再注射した。6群は治療しなかった。
定期的にミクロフィラリア数および抗原(Ag)検査(後の免疫評価および分子生物学的処置)を行うために採血した。感染前、0日目前、治療期間中周期的に、エックス線および身体検査、血液/臨床化学検査、尿検査を行った。36週目、犬は虫体回収のために安楽死、剖検を行い、免疫組織化学および従来の組織検査を行うため、肺、肝臓、腎臓、脾臓サンプルを採集した。IVM+DOXY(MELと共に、あるいはなしで)で治療した全ての犬は、9週後持続ミクロフィラリア血症だった。IVMあるいはDOXYで治療した犬のミクロフィラリア数は次第に減少したが、剖検時ほとんどに少数のミクロフィラリアが見られた。MELでのみ治療した犬のミクロフィラリア数は、コントロールのそれと同様だった。IVM+DOXY(MELと共に、あるいはなしで)およびMEL後に抗原検査スコアは次第に減少した。IVMあるいはDOXY単独の抗原スコアは研究期間を通してコントロールと同様だった。成虫の減数率はIVMで20.3%、DOXYで8.7%、IVM+DOXY+MELで92.8%、MELで100%、IVM+DOXYで78.3%だった。DOXYを投与した犬の血液を吸った蚊は、見かけ上正常なL(3)を持っていたが、犬に感染性を持たなかった。予備的知見はMEL投与(あるいはなし)前数ヶ月の間のDOXY+IVMの投与は、MEL単独よりも重篤な血栓塞栓症を起こす可能性を少なくして成虫を除去するだろうと示唆される。

 

注意 

予防薬のように容易に対応が可能である。

 

しかし小型犬の場合9歳、中型犬の場合は7歳(大型犬場合5歳)以上については、副作用や合併症のリスクが高いので注意が必要だ。

 

肝臓障害、腹水に水がたまるという症状が出易い

(白目の状態 黄疸 歯の黄ばみ 腹の張れなどを注意すること)

普段の基礎的な数値を把握しておくことが大切だろう。

 

 

 

 

 

 

地球上地球上で最もヒトを殺してる動物で最もヒトを殺してる動物

 

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