紀州犬2頭引き散歩 男の迷いは優柔不断 女の迷いはミステリアス 紀州犬の故郷
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梅雨後半はその本来の性を表し始めた。
徳島市内でもうんざりさせられる程の雨にみまわれた。
徳島も那賀川の上流は、紀州犬が生まれた紀伊半島の中央部の1500m前後の尾根が連なる地域によく似ている。
木々高く聳え立ち日照を妨げ、太平洋からの湿った空気は山地にあたり年間3000ミリ近い降雨を齎す。
那賀川の中流にはお遍路をする巡礼者が多く訪れ、高野山に似た風情のある21番札所太龍寺もある。
今の過疎の状況からは両地域の違いが分からないが、伊勢街道や熊野街道などは江戸時代には、信仰心の篤い人々で大いににぎわい
街道には、降雨によって生じた龍神伝説や多くの神社がある。
那賀町の旧木沢村だけで大小200カ所の滝があると自治体職員は語っていたが
龍神伝説やそれに伴って出来た神社をあまり聞かない
人々は様々な季節、天候、時間帯、角度などによって偶然目の前に現れた現象に畏敬の念を抱き、それらが信仰の礎となった。
さらに鉄砲隊を組織した雑賀一族、紀州征伐、金剛峰寺、根来寺の僧兵など
戦禍という厳しい歴史も経験した文化、それに伴って生まれたその民度の高さが、
今日の紀州犬と阿波犬の違いを生んだみられる。
つまり車で5分も走ればDIYのお店や、ネットで簡単にペットフードを購入できる
ような時代ではない、大きな犬の必要なカロリー量を感覚的に知り、それを毎日与えることは決して容易なことではなかったと思われるからである。
四国犬については、閉ざされた地域性は未知のものに対する強い好奇心を育み、消費性向の高い地域性となり、同時に元々は土佐犬と呼ばれ土佐人の自意識の高さがあった。
一方は同じように閉ざされた地域性だが、平家の落人伝説にあるように、災害などに備える貯蓄性向の高い地域性となった。
つまり必要性とコストを考える傾向の強さや、土佐人の気質「土佐」という文化を含めたものへの執着の強さだろう。
これが阿波犬と四国犬を分けたのだろう。
但し阿波犬が多くの人に知られるところとなったとき、既に阿波犬は絶滅していた。
http:// https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170703-00000068-dal-ent
フリーキャスター 安藤優子 デイリー&ヤフーニュース
34・7度と猛暑日に自宅の飼い犬が散歩中途中帰宅したとのこと
6月16日 白蓮が6カ月の誕生日を迎えた日、2頭を一緒に散歩するようになった。
白蓮を噛殺してやると脅していた熊楠である。
白蓮があまり服従訓練が出来ていないので心配であったが
案ずる程のことはなかった。
6カ月の子犬の前に、揶揄うように鳥やフナ虫たちが現れた。
彼女の好奇心は
すずめなどの小鳥で10m フナ虫で2mで
軽くアドレナリンのスイッチが入った。
そして すずめなどの小鳥で15m フナ虫で3mで興味が半減し
あるいはセロトニンが効き始める。
彼らは本能として好奇心を持ち学ぶことに喜びを感じるように
作られているが、この年齢とこの現象を厳しく躾けるかどうかは
飼い主の判断で、この判断はかなり分かれるところだろう。
長い期間順位付けをして、この日ために主導権争いをなくそうと
努力してきたが、白蓮の何も恐れない気の強さは結局、熊楠が折れる
形で収束の方向に向かっている。
ハウンド(猟犬)とアドレナリンについて
熊楠は私に厳しく注意されているので
本気は出さないが、ただ口を開けて防御するだけで、白蓮にはちいさな
擦り傷が顔の周辺についた。
歯と歯があたると「ごつん」「ごつん」と鈍い音がする。
紀州犬のじゃれあいは半端ではない
彼らが散歩の途中で帰ることはない
白蓮が初恋をした。
夜10時前後に時々散歩に通る犬である。
遠目で暗く犬種までは分からない。
吠え方に僅かな違いがある。
変わった吠え方に懐中電灯を携えて白蓮の元へ向かうと
怒って懐中電灯に噛み付いて来るのだ。
どこかはにかんだような印象を受けた。
私は懐中電灯を頭上に上げて届かなくすると、白蓮は直ぐに向き直って
その犬を見つめ何か吠えている。
「白蓮がいない」
夜9時には犬小屋の中で眠っていたのだが...
塀に囲まれた犬舎で道路に最も近い位置で道路を見つめている。
毎日決まって夜9時から翌朝の1時までその犬が通るのをじっと待っていたのだ。
なんと切ないことか
白蓮 体高46.7cm 体重13.5kg (暑さで食が落ちている。)右 6.5ヵ月齢
熊楠 体高54.5cm 体重22.9kg (暑さで食が落ちている。)左 2歳8ヵ月齢
2頭の別居は続く
熊楠は1週間に1度はサバ缶を食べないとドッグフードを一切食べなくなるのだが、
回数を増やせと3日目くらいにドッグフードを残すことがある、
するとこちらは絶食させて対抗する
白蓮が心配して私に熊楠に餌を与えるように自分が食べた後の餌入れを持って来るのだ。
愛想する白蓮
近所の犬へ恋をする
「男の迷いは優柔不断 女の迷いはミステリアスよ」と白蓮
6月30日 白蓮に1回目の生理が来た。
飼いイヌの祖先 ハイランド・ワイルドドッグ
散歩中にバセンジーのそっくりに会う
飼い主さん雑種だという。
体高や尻尾の形状は違うがよく似ている。
尻尾や体形が少し違うがバセンジーに似ている。体高50cm 以上
バセンジー
Basenji
プリミティブ(原始犬種)南方祖先系のパリア犬
DNAが先祖返りしたのだろうか。
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2頭引き(熊楠と白蓮の場合)
外飼の犬の特徴として、家の中で飼う犬とちがい接触時間の短さがある。
そのため散歩に2つのルールを設けている。
1)片手で2本のリードを持った時は、犬に自由度を設け、人間より先に行くことを許す。
2)両手で1本ずつのリードを持ち、人間が2頭の間に入った時は、人間より前に行くことを許さない
完全服従(前に行くと足の甲で前方を塞ぐ)
前から大型犬と出会った時や交通量の多い道路の歩道の場合など
完全服従を推奨する犬トレーナーが多いようですが、犬との接触時間が短いと
他の形でストレスが出やすい印象です。
犬種にもよるでしょう。
犬本来の特性、犬種、性格、年齢などを考慮して良い方法を見つけてください
2頭引き用のダブルリードも持ってはいますが、犬に細かな要求ができないため
使用していません